公務員やサラリーマンの場合、勤務先から借り入れでもない限り、勤務先が従業員が個人再生を行ったことを知る可能性は低いと考えます。勤務先が、銀行やクレジット会社にお勤めの場合、信用情報機関の情報から知られるのではと心配される方もおられますが、信用情報を融資の判断以外に閲覧することは禁止されており、まず閲覧されることはありません。現に、銀行、信用組合、信販会社にお勤めの方の個人再生の手続きをしたことがありますが、その後も問題なく勤務されています。
それより問題になるのは、数年間はクレジットカードを使えなくなることから生じる問題です。運送業や、車を良く使われる方にとってはETCカードが使えないのは不便ですし、交通機関を利用する場合でも、大阪であればピタパカードも使えません。また、海外出張が多い方にとっては、海外でクレジットカードが使えないのは不便だと聞きます。苦肉の策として妻の家族カードを使っているということを聞いたことがあります。