プライドを捨てた銀行
    −銀行は消費者金融に成り下がったのか

 今回は、消費者金融に対し思っていることを少し述べます。
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 消費者金融というものは、人の不幸の上に成り立っている商売です。
  お金を借りた人の何割かは返済に苦しみ、債務整理をし、破産をし、夜逃げをし、自殺をします。いくら自己責任だといっても、他人の不幸を前提に商売をしようということに矛盾を感じます。
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  きれいなお姉さんがマスコミでダンスをし、笑顔を振りまき消費者金融の宣伝をしていますが、返済が滞ったときにどのような取立てをするのか、借金を苦にどれだけの人が夜逃げをし、家族が崩壊し、自殺したのかをちゃんと説明すべきです。決して奇麗事ではないことをはっきり言うべきです。
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  タバコでさえ最近は、パッケージに健康被害について記載がなされています。私は、消費者金融の弊害についてそれを記載する必要性はタバコの何倍もの必要性があると思います。
  例えば「弊社ご利用のお客さんのうち、〇〇パーセントの人が、5年以内に返済不能になっています。」「弊社ご利用のお客さんのうち、〇〇パーセントの人が、5年以内に自殺又は行方不明になっています。」「弊社ご利用のお客さんのうち、破産者は〇〇万人を突破しました。」など、広告と一緒に掲載するべきです。
  消費者契約法でも、不利益事実の告知義務が定められています。その趣旨からも、当然行われていいものと考えます。
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 私は、消費者金融は、再生産性のない人に対し融資をすることが問題なのであって、低金利であれば許されるといったものではないと考えます。なのに、最近は銀行が、消費者金融に積極的に進出しています。
  銀行と言えば、従来は日本の産業の発展のために融資を通じて貢献し、その社会的役割は大きいものと考えていました。その時の指導者の経営理念、仕事に対する誇りはどこへいったのでしょうか。今や金が儲かればなんでもする「銀行も所詮金貸し」との言葉が、本当だったのかと思ってしまいます。
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  せめて一行ぐらい、当行は、消費者金融は一切いたしませんという金融機関が現れないでしょうか。そんな頭取がいたならば、銀行協会の会長といわずに、小泉首相の後を継いでもらいたいものです。